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仙台新港クリーンアップ・ウォーク2026|実施レポート

2026/09/16

往復およそ2Kmの砂浜をウォーキング&クリーンアップ。 産学官民の立場を超えて集まった120人!

連休初日の仙台新港。猛暑続きの合間の曇り空、穏やかな運動日和。サーファーで賑わう海岸に参加者が続々集合。一昨年に引き続き、今年で4回目の開催となるのが、砂浜をウォーキングしながら清掃活動を行うボランティアイベント『仙台新港クリーンアップ・ウォーク』です。「せんだい健康づくり推進会議ワーキング」有志の呼びかけのもと、【健康づくり×環境保全活動×市民交流】の趣旨に共感する個人や団体・企業が集まって開催されました。今回は市民の個人参加はもちろん、ベガルタ仙台など協賛企業グループや学生ボランティアなど含めて120名以上の参加者がイベントに参加しました。

9:00

梅雨にもかかわらず日中の最高気温が30℃を超える猛暑日が続いていた仙台。イベント当日は「雨」の予報が薄曇となり、気温も湿度も穏やかなお出かけ日和に。誰よりも早く会場に到着して、テント設営や受付業務を率先して行なっているのは、仙台市内の学生クリエイティブ集団「CARAV@N」のメンバー。イベントの関係者や運営ボランティア企業の大人たちが目を見張るテキパキとした動きで、次々に準備が進んでいきます。 集合時間が近づくに連れ、会場の受付テント周りには参加企業や団体グループ、一般参加の市民、学生ボランティアなどが続々と到着。受付では軍手やゴミバサミなどのクリーンナップ用具一式と、イベント中の歩数を測るための万歩計が配布されます。また参加無料のイベントにも関わらず、ベガルタ仙台のイベント限定Tシャツや、クリーンアップ・ウォーキングオリジナルTシャツが手渡され、さっそく多くの参加者がTシャツに着替えて開会式までの時間を過ごしていました。

10:10

東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学分野 教授である寳澤先生の挨拶から始まった開会式。「健康づくり」について貴重なアドバイスをいただきました。続いて仙台市健康政策課 飯間課長の挨拶、そしてベガルタ仙台クラブコミュニケーターの富田さんからの激励、 イベントの参加団体や企業のご紹介へと進んでいきました。 最後はセントラルウェルネスクラブ北仙台の安藤店⻑の指導のもと、代謝を高める準備運動を行なっていきました。特に普段デスクワークが多い参加者にとっては、ウォーキング前のケガ防止にもなる大切な工程です。「健康にまつわる楽しいレクチャー」も交えながら、ストレッチやスクワットを行い、少しずつ運動に適した体に整えていきました。

10:25

参加者全員による掛け声を合図に、いよいよクリーンアップ・ウォークがスタート!ゴミを拾うのは受付テントから南に1kmほどにある「七北田川堤防」を折り返す往復2kmの砂浜エリア。ざっと見渡してもゴミがあるようには見えないものの、いざ歩き始めるとペットボトル・プラスチックの端材・ビニール素材の廃棄物がそこかしこに見つかります。他にも漁で使用される網、謎の缶、珍しいデザインのビンetc.「なぜこんなゴミが砂浜に?」という珍しいゴミを回収することに夢中になっている方も多く見受けられました。 特に三陸の海で特徴的なゴミが「豆管」と呼ばれる2cmほどのプラスチック製の管。牡蠣やホタテの養殖場から海を漂流してくるゴミで、近年は景観を損ねるだけではなく、海洋生態系にも影響を及ぼすとして問題視されています。子どもたちにとっては「豆管集め」が一番のお楽しみで、ゴミと一緒に豆管を集める「豆管コレクター」が誕生していました。

11:00

開始から30分を超えると、スタート時は空のゴミ袋がゴミでいっぱいに。震災直後からビーチクリーンに参加してきたという、地元の参加者によると「震災後は、津波被害で流れ着いた家電や家具なんか廃棄物もありましたよ。今は目立ったゴミはなくなりましたけど、大きさに関係なく海のゴミが減ることはないですね」とのこと。この方はイベントの有無に関わらず、ライフワークとしてゴミ拾い活動を続けていくそうです。 姿勢良く歩くセントラルウェルネスクラブ北仙台の安藤店長は「砂浜をまっすぐ歩くということは、体幹を鍛える絶好のトレーニングなんです」と話してくれました。お揃いの限定ベガルタTシャツを着た親子連れの参加者は「子どもたちは貝殻探しに夢中で楽しんでますよ。普段海に来ないから珍しいんでしょうね。」と。実際に砂浜には細かな海洋ゴミに紛れて、美しい色や形の貝殻もたくさん埋まっています。親子連れにとっては宝探し的な楽しみ方もあるようです。 多様な立場と価値観を持った市民たちが、各々の楽しみ方で参加する「クリーンアップ・ウォーク」。スタートから約1時間が経ち、そろそろ集合の時間が近づいてきました。 1時間ほどでゴミ約40袋+大量の粗大ゴミを回収。 最後は笑顔いっぱいの記念撮影でお疲れ様でした!

11:20

大きく膨らんだゴミ袋を持って、続々とゴールする参加者の皆さん。ゴールした後はWebアンケートや万歩計の歩数などをモバイルに入力して任務終了。集まったゴミは回収しやすいように、CARAV@Nのメンバーが丁寧に分別。わずか1時間のクリーンアップ・ウォーキングで、大サイズのゴミ袋が約40袋+網や養殖用ブイなど大きな廃棄物が大量に集まっていました。 「お疲れ様でした〜」「ありがとうございました〜」。ゴール付近では参加者同士がねぎらいの言葉をかけ合い、イベントを通してスタート前とは違う一体感が生まれている様子。最後は参加者と運営スタッフが全員集合して記念撮影。穏やかな天候にも恵まれて怪我や熱中症のトラブルもなく、無事にイベントの全工程を終えることができました。後日アンケート結果を集計したところイベントでの平均歩数3,252歩、「また参加してみたい」と答えた方が95%となり、80%の方が「今後、ウォーキングに意識的に取り組みたい」という結果に。来年の開催はもちろん、仙台市各地に広げていければと。また来年の夏、仙台新港でお会いしましょう。皆さんお疲れ様でした。

参加者インタビュー

〈父娘参加ファミリー〉
父:何回か参加していますが、参加する度にゴミが増えている気がします。拾いがいはあるのですが、複雑な気持ちです。 健康面も含めて良い運動になったなと思います。これからも 積極的にこういうイベントに参加しクリーン活動を続けていきたいと思います。
娘:いっぱい取れました。ゴミがめっちゃ多くて。意外と楽しめました。

〈企業での参加グループ〉
女性:風があって意外と気持ちよく、参加して良かったなと思いました。子供が楽しそうにしてたので、また機会があれば参加したいと思います。
男性:海がきれいだなと思いました。初めて参加したんですけど、海に来るのも新鮮ですし、みんなでゴミ拾いするのも新鮮で楽しかったです。
息子:海がきれいになって良かったなって。自分が知らない所でこんなにたくさん落ちてるんだって思いました。機会があればまた参加したいと思います。

〈元ベガルタ仙台選手・多々良さん〉
燃えるごみはあまり落ちてなくて、ただ大きいゴミも落ちてて。やってみないとわからないことだらけだなと。自分たちが住んでいるところがキレイになっていくってことはすごく大事なので必要な活動だと思いました。

〈東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学分野 教授 寳澤篤 先生〉
今年は去年に比べて量が多かった印象です。地震の影響とかで、ゴミが海底から流れてきたのかなとか。そんなことを想像するくらい量が多かったので、歩きがいがありました。ただ歩くだけじゃなくて、役に立ってるという気持ちも持ちながらなので、こうやってモチベーションを保ちながら歩くのっていいなと思いますね。

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