せんだい健康づくり SUMMER EXPO -みんなの熱中症対策- 実施レポート
2026/07/29
イオンモール仙台上杉で 「せんだい健康づくり SUMMER EXPO-みんなの熱中症対策-」を開催
誰でも自由に涼んで休むことができる「せんだいクーリングシェルター」の指定施設でもある「イオンモール仙台上杉」。4階ONE PARKをメイン会場に、7月4日(土)、 「せんだい健康づくり SUMMER EXPO-みんなの熱中症対策-」が行われました。 このイベントは、大塚製薬(株)・イオン東北(株)が主催し、健康に関する講話や様々なブースの設置、館内ウォーキングを通して、熱中症対策や健康づくりの大切さを伝えるものです。 館内ウォーキングは、モール内を歩くと1.6km~2kmほどにもなり、天気や気温を気にせずに取り入れられる健康づくりの一つです。今回は3カ所のスタンプを集めると「ポカリスエット アイススラリー」がもらえるウォーキングイベントが開催され、多くの参加者が楽しみながら参加しました。





民間企業と仙台市が協力し 健康課題を解決
大塚製薬株式会社東北支店の小川大介さん、平田学さんに今回のイベントに懸ける想いを伺いました。「昨年冬に感染症対策のイベントは行いましたが、熱中症対策に関するイベントとしては今年が初めての試みです。弊社は仙台市さんと健康増進に関する協定を結んでおり、その一環として熱中症対策の啓発活動を行いたいと考えていました。準備を進めてきて、ようやく3年目で実施にこぎつけられました」と小川さん。 さらに「『社会が解決すべき健康課題』に向き合うための大きな柱の1つが熱中症対策です。仙台市と様々な企業が一体となって取り組むことで活動の規模を大きくし、より強い啓発環境をみんなで作っていけると考えています。最終的には仙台市民に熱中症対策の知識が深く浸透し、近年の温暖化で増えている搬送者数を減らすことが目標です。それが巡り巡って、医療費の削減といった地域課題の解決にまで繋げられればベストな形ですね」と、取り組みへの熱い思いを語ってくれました。 また、このような合同イベントの意義について平田さんは、「イベントを通して各企業が『健康増進のために今できること』を持ち寄り、横のつながりや連帯感が生まれています。企業側の『協力したい』という気持ちと、市側の『課題を解決したい』というニーズが合致しました。同じ目的をもつ企業の動きを仙台市さんにまとめていただいたことが、こうした形に結実したと思います」と振り返ります。さらに「市と企業が手を組むことで世間への啓発効果や注目度もグッと高まります。結果として、関心を持って参加してくれる市民の方が増えるのではないか」と期待を寄せました。 今後の展望についてお二人は、「熱中症対策イベントは、毎年継続していく予定です。今後は高齢者の健康課題や女性の健康、さらには協定内容にも含まれている『防災』など、他の様々な健康増進活動についても今回と同じように仙台市さんと各企業さんの皆さんとで力を合わせて展開し、何年も続けていきながら仙台市民の健康を守っていきたいです」と、今後の継続的な取り組みへの展望を明かしてくれました。



健康維持への関心を高める 健康診断や体験ブースの数々
メイン会場では、健康測定&パーソナルアドバイス、薬剤師による健康相談、スライムづくりや清涼スプレー作りなどの子供向けの体験といったさまざまなブースも展開。参加者からは「買物した際にイベントがあることを知って来ました。血管年齢や野菜摂取量も知ることができたので、今後に役立てたいと思います」「たまたまイオンに来て肌診断をしました。こういう機会があると嬉しいですね」との声が聞かれました。また、体験を行ったお子さんも「初めて作った!」「楽しかった!」と大満足の様子でした。 また、セントラルスポーツによる「カラダデトックス」と題した、参加型の軽い運動の時間も用意されました。下半身の血液を上半身へ送るポンプの役割を果たす「ふくらはぎ」をマッサージでほぐして血流を良くし、むくみや冷え症を改善する方法を伝授。さらに、首の「胸鎖乳突筋」を刺激することでフェイスラインをすっきりさせて小顔へと導くなど、興味深い解説を聞きながら、参加者もしっかりと体を動かしていました。







専門家の視点から 健康について触れられる講話も
ステージでは、東北大学の寳澤篤教授が「夏の健康づくりと熱中症対策」について講話を行いました。寳澤教授は、近年の温暖化により仙台の夏は以前と比べて厳しくなり、熱中症のリスクが高まっていると指摘。特に高齢者や乳幼児などの子どもは熱に弱いので注意が必要であり、日頃から体調管理を行って暑さに体を慣れさせることの大切さを訴えました。また、こまめな水分摂取の必要性を強調しました。さらには日常生活で塩分摂取を増やす必要はないが、必要時には塩分やイオン飲料などを適切に摂取することも必要だと説明しました。 続いて行われた仙台市薬剤師会の男澤貴子副会長による講話では、まず、薬局が市販薬や食事、栄養、介護など、健康に関する様々な相談ができる身近な存在であることが紹介されました。仙台市薬剤師会に登録している511薬局の中には、認知症や禁煙、感染症の初期対応などに取り組む地域密着型薬局「ハートヘルスプラザ」も302店舗あることに触れ、あわせて「かかりつけ薬剤師」制度や「学校薬剤師」の役割などについても分かりやすく説明しました。 イベント会場では、買物の合間に熱中症対策や自分の診断結果について熱心に話を聞く姿が見られました。また、4階の野外スペースは、水鉄砲射的やスーパーボールすくい会場として開放され、小さなお子さんから大人まで、楽しみながら健康への意識を高める特別な一日となったようです。







