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仙台新港クリーンアップ・ウォーク|実施レポート

2024/08/28

晴天に恵まれた新港海岸に113人が大集合!健康×環境×交流がテーマのビーチクリーン開催。

抜けるような青空、サーファーで賑わう海。朝の新港に続々と集まるボランティアたち。

8:30

週末は数多くのサーファーたちで賑わっている朝の新港海岸。その中にお揃いのTシャツを着て、テントやのぼりを設営する学生たちの姿がありました。今回初開催する「仙台新港クリーンアップ・ウォーク」の運営を任された、学生クリエイティブ集団「CARAV@N」のメンバーたちです。テキパキと会場設営をこなしながら、次々に合流する関係者やスポンサーの大人たちと対等な立場で、運営や進行について打合せを進めている様子。

9:30

三井アウトレットパーク仙台港から参加者を乗せた送迎バスが、会場である新港海岸の駐車場に到着。現地集合メンバーと合わせて、続々とボランティアが受付テントに集まってきます。会社員グループ、お子様連れファミリー、大学生ボランティア、ボーイスカウトの子どもたちetc…参加者の横顔は実にさまざまです。普段はスーツ姿の大人たちも、スポンサーの『ベガルタ仙台』オリジナルTシャツや、クリーンアップ・ウォークオリジナルTシャツに着替えて運動モードに。今回はクリーンアップ×ウォーキングがテーマということで、参加者には万歩計アプリなどでイベント中の歩数計測にも協力していただきます。

南岸の七北田川河口まで往復約2km。Let’s!ビーチクリーン&ウォーキング。

10:10

会場テント周りにはすでに100名以上の参加者が集合。参加者同士での交流を楽しんでいるようです。盛夏の晴天ということもあり気温は30℃越え!スタッフも参加者も各々暑さ対策と水分補給に配慮しながら、いよいよ「仙台新港クリーンアップ・ウォーク」の開会式が始まります。 まずは主催である『仙台市健康福祉局保健衛生部健康政策課』担当者からの挨拶にはじまり、東北大学教授で公衆衛生学の権威でもある寶澤教授からは「ウォーキングと健康寿命」についてのコメントをいただきました。その後は今回の取組みに協賛してくださった企業・団体さまのご紹介、運営からゴミの分別方法や暑さ対策などの諸注意説明が続き、最後はビーチクリーン出発前の準備運動へ。指導役の『セントラルフィットネスクラブ24仙台泉中央』伊東店長の動きに合わせて、全員参加で運動できるカラダに整えていきました。

10:30

開始のホイッスルが鳴り響くと軍手姿にゴミ袋を持った参加者たちが、1km先の七北田川河口を目指して一斉に歩き始めます。プラスチックの破片・空き缶・ペットボトル・酒瓶・割れた陶器・釣り糸や釣り針・家電の部品・ゴルフバッグまで…。参加者は想像以上のゴミの数と種類の多さに驚きながらも、それぞれのペースでビーチクリーンを進めていきます。実は宮城県の海岸線には、養殖や漁業にまつわる特徴的なゴミがたくさん見つかります。特に多いのが牡蠣養殖で発生する「豆管」というポリエチレン製のゴミ。見た目がカラフルで可愛いため、きれいな貝殻探しと同様に宝探し感覚で豆管を探す子どもたちもちらほら。

11:00

「どうして砂浜にこんな大きなゴミを置いていくの?」「ここに捨てたんじゃなくて、遠くのゴミを海が運んできたのかもしれないね」。子どもの興味やペースに合わせてゆっくり進んでいくファミリー。より大きいゴミを見つける競争をしている学生たち。普段歩くことのない砂浜をビーチサンダルや裸足で歩いたり、時々海に足を入れて涼を感じたり、会社にいるときとは違う話題の会話を楽しんだり。ゴミ拾いが目的のイベントでありながら、参加者たちは夏の海岸を楽しむアクティビティのようにビーチクリーンと砂浜ウォーキングを楽しんでいるようでした。

ちょっと暑かったけどみんな笑顔でゴール!ゴミ袋15袋+大型粗大ゴミまで収穫あり。

11:30

約1時間のビーチクリーンが終了!集まったのは大きなゴミ袋15袋ほどの小型ゴミと、袋に入り切らない大型粗大ゴミの数々。「お疲れ様でした〜」と声を掛け合ったり、汗をタオルで拭いながらも笑顔を見せる参加者の皆さん。熱中症や怪我などのトラブルもなく無事に終えることができました。 閉会式の後は参加者とスタッフが一緒になって記念撮影をパシャリ。朝よりも少しだけ赤く黒く日焼けした笑顔が、とてもまぶしく感じられました。主催者からの挨拶を経て全行程が終了。解散の際には「楽しかったです」「また声かけてください」という声が多く、今回のクリーンアップ・ウォークをきっかけに「人と人の交流」という絶対的な価値が、確かにここに生まれていたことを実感した1日でした。

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